『生活保護のことを知りたい(抵抗感がある人もこちら)』を選択された方
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066
生存権に基づく最後のセーフティネット
生活保護は、日本国憲法25条の「生存権」に基づく、非常に重要なしくみです。
社会保障の中でも、人々の健康で文化的な生活を守るための「最後のセーフティネット」と呼ばれます。
昔は、生活保護は人々の権利ではなく、国が「かわいそうな人に恵んであげているのだ」という考え方がありました。
しかし現在では、生活保護を受けることは人々の権利であり、それは生存権という基本的人権に基づくものだと確認されています。
民主主義を支える役割
現在の日本の社会は、成人すれば誰でも選挙に参加できる「民主主義」のしくみをとっています。だから、たとえば「貧しい人は選挙には、投票する資格も、民主主義に関わる資格もない」という主張は、現代の日本の憲法や社会からすると、おかしい考えのはずです。
ただし実際には、貧しい人は何らかの「支え」を受けないと、選挙に行ったり、民主主義に関わったりすることが難しいことがあります。
この「支え」になるのが生活保護です。このように、生活保護には、民主主義に誰もが参加できるための「支え」になるという役割もあります。
法的権利としての生活保護
このように、生活保護はあなたの権利(人権)であり、民主主義を支えるしくみです。
必要になった場合は、ためらわずに相談し、申請しましょう。
住所がない場合でも申請できます。また、書面を書けない人でも申請できます。
必要があれば、弁護士などの法律の専門家に相談しましょう。
上記に関する担当課お問い合わせ先
福岡県京築保健福祉環境事務所